葉酸サプリの胎児への効果

 

葉酸サプリは妊娠前から授乳中まで摂取する事が推奨されていますが、特に妊娠前1か月から妊娠3ヶ月までの期間は400ugの摂取が良いとされています。葉酸はDNAやRNAの核酸の合成に不可欠な補酵素であり、赤血球や蛋白質の合成にも関係しています。そのため不足すると遺伝情報が正常に伝わらず、胎児の先天性疾患が起こりやすくなります。葉酸サプリを細胞分裂が盛んな妊娠前から妊娠初期に摂取すると、胎児に起こりやすい神経管閉鎖障害の発症を低減する効果があります。全ての神経管閉鎖障害が葉酸不足で起こる訳ではないので、完全に予防する事はできませんが、約70%を防ぐ効果があるという報告もあります。神経管閉鎖障害には神経管の下部に閉鎖障害が起こる二分脊椎症と、上部に起こる無脳症があります。二分脊椎症は下肢の運動や膀胱などの機能障害を起こす事があり、無脳症の場合には生命の危険性も高くなります。葉酸は食事でも摂る事ができますが熱に弱くまた吸収率も悪いため、葉酸サプリとして積極的に摂取する事が推奨されています。母子手帳にも葉酸の大切さは記載されていますが、その時には妊娠初期に入っていますので、妊活を始める前からの摂取が大切です。

  • 2016/01/07 05:16:07